儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...




..:*::.:**:...:***..:*:.:*:.:*.:::..




「お嬢さん、久しぶりだね」

「!」


ぼけーっと突っ立って麻衣子を待っていると、背後から聞いたことのある声が聞こえた。


勢いよく振り返るとー…



「そんなスカート短くて寒くないの?」


1カ月前に出会った男の人が、前回と同じ場所でベンチに座っていた。



「…あ…」


驚いて、言葉が見つからない。

今日までずっと、期末テストのことしか考えていなかったからー…

「そんなお化けを見たような顔しないでよ。まだ、生きてるから」

「え!?あ…いや、そんなつもりじゃ…」


"まだ、生きてる"って…


そんな、これから死ぬみたいな言い方ー…




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