儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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「入院生活長いから、病室にいても暇でさ。怒られるのをわかってて、抜け出して来てんの」
そう言った男の人の表情は、笑っているように見えるけど…どこか、儚く見える。
「16歳からだからー…もう3年目。毎日同じ場所にいるから、もう飽きるよな」
16歳から3年目って…今は、19歳?
ってことは、私よりも年上…
「高校も、1年の途中から休学したままだし…いや、もう退学になってんのかな?わかんないけど」
男の人は遠くを見ながら、そう言った。
「…名前は…何て言うんですか?」
…知りたい。
この人のことー…
話を聞いていて、よくわからないけど強くそう思った。
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