儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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「蓮……山口 蓮(やまぐち れん)」
遠くを見ていた蓮の目と、目が合った。
「キミは?」
ドキ。
首を傾げながら、今度は蓮が名前を聞いてきた。
「高原…芽生(たかはら めい)。高校2年…です」
緊張しながらも、自分の名前を言った。
「高2かぁー…俺より1学年上だけど、俺より年下かぁー…なんか、複雑だな」
座ったまま腕を組み、蓮は考え込んでしまった。
「…」
えっと…
何か、失礼なこと言っちゃったかな?
突然の沈黙に、どうしていいかわからなくなってしまう。
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