儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...





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次の日、蓮さんの存在が気になってまた同じ場所に来た。


今日は、一人でー…


学校が早く終わったため、まだ日暮れ前。
駅周辺は、昨日より人が少ない。


「寒い…」


冷たい風を感じながら、駅から目的の場所まで歩く。



イルミネーションが彩られた大きなツリーの前に着くと、きょろきょろと辺りを見渡す。



いつもより時間が早いから、まだ来てないかなぁー…



蓮さんがいつも座っているベンチを見ても、姿が見えない。



「…今日は来ないか…」

白い息を吐きながら、溜め息をついているとー…



「芽生が探してるのって、俺?」

「!?」

隣に立った人から聞こえてきた、声。



この声ー…




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