儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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勢いよく、隣に立っている人を見上げた。
「蓮さん!!!」
見上げると、にっこり笑った蓮さんと目が合った。
思わず出てしまった大声に、周りにいた人の注目を集めてしまった。
「…ごめんなさい…」
もう遅いとわかっていて、口元を手で抑える。
「あはは!いいよ、いいよ。で、どうしたの?」
声を出して笑った蓮さんは、首を傾げた。
「あ…えっと…」
確かに、蓮さんに会いたかった。
けどー…
まさか、"蓮さんって、幽霊なんですか?"なんて聞けない。
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