儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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「はぁー…」
蓮さんと別れてから、しばらくあの場から動けなかった。
どう答えるのが正解なのか、ずっと考えていたから。
「ただいまぁ」
結局答えなんか見つからず、家に帰って来てしまったんだけど。
「芽生、遅かったわね。待ってたのよ?」
玄関の扉を開けると、お母さんがリビングから顔を出した。
「あー…麻衣子と遊んでたから」
後ろめたいことはないが、なんとなく嘘をついてしまった。
「こんな遅くまで危ないわよ」
「はーい、ごめんなさい」
「もう!本当にわかってるの!?」
「はーい」
玄関で靴を脱ぎ、お母さんが顔を出しているリビングへと向かう。
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