儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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「芽生、明日ちょっとお父さんと出掛けてくるけど留守番できる?」
リビングにいたお母さんが、台所に向かいながら行った。
「どこ行くの?」
鞄をソファの上に置くと、台所にある冷蔵庫にお茶を取りに行く。
「…真知子お義姉さん、亡くなったのよ」
ドクン!
冷蔵庫から、お茶のポットを取り出そうとしていた手が止まった。
「…え?」
冷蔵庫の扉を開けっぱなしに、コンロの前に立つお母さんを見た。
真知子おばさんって、お父さんのお姉さんだよね?
まだ年齢だって、50歳ぐらいだったような…
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