儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...


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「芽生には言ってなかったけど、真知子お義姉さん3年前から癌を患っていたのよ。手術もしたし、抗がん剤の治療もしたみたいだけど…」

コンロの前に立つお母さんは、火にかかった鍋をかき混ぜなから話す。


3年前から、癌ー…

亡くなった…?

「っ…」

ドクン!


時期的に、蓮さんと重なるー…




「…真知子おばさん…生きることを諦めたの?」


ピーピー


長い時間、冷蔵庫を開けっぱなしのため、扉が開いていることを知らせるアラームが鳴り響く。



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