儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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静まり返る、リビングー…
"生きることを諦めた"
その言葉は、病に闘った人に言ってはいけない言葉。
でも、蓮さんはどうして自らそんなことを言うの?
死ぬのが怖いからー…?
「…怒鳴って悪かったわ…けど、お父さんの前では絶対そんなこと言わないで。夕方、お義母さんから連絡来た時、相当ショック受けてたみたいだから」
真知子叔母さんは、お父さんのお姉さんだ。
「…わかった。…お父さんは?」
「仕事早退して、お通夜のお手伝いに行ったわ。多分、今日はもう帰って来ないと思う。明日、お母さんも朝早くから行って来るから」
お母さんはそう言うと、コンロの火を止めた。
「今日の夕飯カレーにしたけど、多めに作っといたから明日の夕飯も、悪いけどカレーね」
「うん…いいけど…」
…お母さんに聞いてもいいかな?
けど、蓮さんのことを知ったら心配するかな?
冷蔵庫の前に立ったまま、そんなことを考えているとー…
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