儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...


...:**:**.*::*.*::*.*:**.*:*.*....



ドナーが見つからなければ、蓮さんはこの世からいなくなってしまう。


そんな未来ー…



【ピンポンパンポーン…】

「!」

【本日は、ご来店頂き誠にありがとうございます。いよいよ、来週はクリスマスです】

流れていたクリスマスソングが止まり、アナウンスが聞こえてきた。

【そこで、正面入り口のツリー前にて、サンタクロースに願い事をしよう!を実施致します。クリスマスに欲しいプレゼントを、サンタさんにお願いしてみてはどうですか?願い事を書く紙を配布致しますので、ツリー前までお越し下さいませ。本日のご来店、誠にありがとうございます】



サンタクロースにお願い事?


てか、七夕かよ!


心の中でツッコミを入れていると、従業員の人達が紙を配り始めた。


「良かったらどうですか?」

「!」

従業員の一人に、紙を渡された。


どうしようと悩み、目の前にいる蓮さんを見ると、同じように紙を渡されていた。

けど蓮さんは首を振って断り、紙を返していた。


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