儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...
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顔から血の気が引き、さっきよりもさらに寒さを感じる。
周りはイルミネーションで温かみのある光なのに、私にはその光でさえ冷たく感じる。
「…どうしよう」
願い事を書いた紙を片手に、立ち尽くしてしまう。
蓮さんは、怒ったよね?
…いや、ううん。
傷ついたよね?
私ってば、自分の考えばかり押し付けてー…
蓮さんに未来を期待させといて、もしその未来がなかったらー…
「…ううん。そんなことない」
嫌な方向に考えそうな思考回路を消すように、首を横に振った。
「蓮さんの未来は、絶対ある」
片手に持っている願い事の紙を強く握り締め、ツリー正面にあるポストに向かった。
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