儚く消えそうな、あなたの光り.:.:*.:..*.:...




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"さようなら、芽生"


ツリーの前で蓮さんと別れてから、1週間後のクリスマスイブ。



クリスマスイブで多くの人が行き交う中、いつも蓮さんが座っていたベンチに一人で座った。



吐く息が白く、こうやって座ったまま動いていないと、余計に寒く感じる。



もしかしたら蓮さんが来るかもしれないと思って、何時間もそこで待った。







けど、蓮さんは来なかった。







「…サンタさん…願い事、叶えてくれたかなぁ…」





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