最低彼氏 短編
私が勇気の心配をしていると、称が怒鳴った。

「何、人の彼女に手ぇ出してんだよ!!」

はぁ?何言ってんの?

私は、ブチ切れて、称の顔を手のひらで叩いた。

『いい加減にしろっ!
何が人の彼女だ!さんざん浮気しといてよくそんな事言えるね?!
私もうあんたなんか大っ嫌いだから!別れる!』

私は、今までで一番大きい声で言った。

すると称が、

「あれは!お前に、焼いて欲しかったんだよ!だから、
どーでも良い女とキスしたり、したんだよ!」

と、言った。

はぁ?

『はぁ?ただそれだけ?
何?私は、そんなことをの為に、毎日毎日泣いてたわけ?
は、笑える。なんでこんなサイテーなやつ好きになったんだろ?
私がバカでしたね!
それよりさ、どーでも良い女?いい加減にしてよ。キスとか、した子達に謝って!
この世界にどーでも良い女なんていないの!』

早口でそう言うと、称を初めとする、皆が目を点にした。
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