【最愛婚シリーズ】クールな御曹司の過剰な求愛
《赤ちゃんができました》
ゆっくりと彼がわたしの方を見る。
「本当に?」
驚いたままの彼がわたしに尋ねた。
うんうんとうなずくと、途端に彼の顔に満面の笑みが浮かび、わたしをぎゅっと抱きしめた。
「恵麻、ああ……最高だ! 君は本当に素晴らしいっ!」
快哉を叫ぶ貴哉さんの声が部屋に響く。
「そんなに力を込めたら、ドレスが皺になります」
「そんなこと、いい。後でどうにでもなる」
そうは言っても式が始まるまではあとわずかだ。
「俺たちの子供か……」
歓喜に満ちた彼を見て、わたしも幸せに浸る。
見つめ合っていると、彼が唇を重ねてきた。軽いキスですぐに離れていくと思っていたけれど、ドンドン深くなっていく。
「……っ、ダメッ」
これ以上は口紅が取れてしまう。
それにきっとわたしの顔もおもいきり赤くなってしまっているはずだ。
「ごめん、でも我慢できない。うれしくて愛しくて……君を世界一幸せにするって思っていたけど、俺の方が幸せだ」
そんなまぶしい笑顔なんて反則だと思う。
わたしはもう一度重ねられた貴哉さんの唇を受け入れた。
控え室のドアが何度もノックされたけれど、それでもふたりのキスは終わらなかった。
神様の前よりもほんの少し先に、ふたりで愛を誓い合った。
ゆっくりと彼がわたしの方を見る。
「本当に?」
驚いたままの彼がわたしに尋ねた。
うんうんとうなずくと、途端に彼の顔に満面の笑みが浮かび、わたしをぎゅっと抱きしめた。
「恵麻、ああ……最高だ! 君は本当に素晴らしいっ!」
快哉を叫ぶ貴哉さんの声が部屋に響く。
「そんなに力を込めたら、ドレスが皺になります」
「そんなこと、いい。後でどうにでもなる」
そうは言っても式が始まるまではあとわずかだ。
「俺たちの子供か……」
歓喜に満ちた彼を見て、わたしも幸せに浸る。
見つめ合っていると、彼が唇を重ねてきた。軽いキスですぐに離れていくと思っていたけれど、ドンドン深くなっていく。
「……っ、ダメッ」
これ以上は口紅が取れてしまう。
それにきっとわたしの顔もおもいきり赤くなってしまっているはずだ。
「ごめん、でも我慢できない。うれしくて愛しくて……君を世界一幸せにするって思っていたけど、俺の方が幸せだ」
そんなまぶしい笑顔なんて反則だと思う。
わたしはもう一度重ねられた貴哉さんの唇を受け入れた。
控え室のドアが何度もノックされたけれど、それでもふたりのキスは終わらなかった。
神様の前よりもほんの少し先に、ふたりで愛を誓い合った。