【最愛婚シリーズ】クールな御曹司の過剰な求愛
わたしは神永さんの手を引っ張ってペンギンに近付いた。
小さな子にまざってペンギンの観察をする。
よちよちと歩いている姿にわたしも神永さんも顔をほころばせずにはいられなかった。
大きなフロアまで来ると、飼育員が声をあげた。
「どなたか、ペンギンに触ってみたい方いらっしゃいませんか?」
若いお兄さんが声を上げた。前にいた子供がお母さんに許可を求めている姿を見ていると、急にわたしの左手が神永さんによって高く掲げられた。
「はい! やります」
「え、ちょ、わたしですか?」
「せっかくだし。ほら、行こう!」
断る隙もないまま、飼育員の前に連れ出された。
「では、おふたりですね。こちらの消毒液で手を綺麗にしてからやさしく撫でてください」
シュ、シュと両手に霧吹きで液体をかけてもらう。
小さな子にまざってペンギンの観察をする。
よちよちと歩いている姿にわたしも神永さんも顔をほころばせずにはいられなかった。
大きなフロアまで来ると、飼育員が声をあげた。
「どなたか、ペンギンに触ってみたい方いらっしゃいませんか?」
若いお兄さんが声を上げた。前にいた子供がお母さんに許可を求めている姿を見ていると、急にわたしの左手が神永さんによって高く掲げられた。
「はい! やります」
「え、ちょ、わたしですか?」
「せっかくだし。ほら、行こう!」
断る隙もないまま、飼育員の前に連れ出された。
「では、おふたりですね。こちらの消毒液で手を綺麗にしてからやさしく撫でてください」
シュ、シュと両手に霧吹きで液体をかけてもらう。