家庭訪問は恋の始まり
今日、やってきたのはチェーン店の居酒屋。

私たちは、とりあえずビールで乾杯する。

「ぷはぁぁ…
おいしい〜!!」

仕事の後のビールがおいしいと思うようになったのはいつからだろう。

「ふふっ
親父臭いですよ、神山先生。」

森先生に指摘されるが、気にしない。

「私はもういいんですよ。
森先生みたいに、若くてかわいければ、もう
少し取り繕いもしますけど、私はもうすぐ
28ですから、今さらかわいこぶってもねぇ。」

私はそう言いながら、枝豆を口に運ぶ。

「ええ!?
神山先生、めっちゃかわいいじゃないですか?
子供たちもそう言ってますよ?」

優しい森先生はそうフォローしてくれる。

< 125 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop