家庭訪問は恋の始まり
私は入学式に向けて、子供達に必要事項を説明する。
「今日は、この後、入学式があります。
この中で卒園式に出た事がある子、
いるかな?」
「はーい!」
「はい!」
元気よく全員が手を挙げる。
ふふっ
素直でいいなぁ。
「入学式はね、」
「先生、ぼくね、卒園式でね、」
1番前の席の男の子が、私の説明に割り込んで話し始める。
瀬崎嘉人(せざき よしと)くん。
保育園からの書類に書いてあった。
《 クラス中を振り回す問題児 》
だから、出席番号順だけど、彼が1番前の席になるように机の並びを工夫した。
「嘉人さん、今、先生がお話したいから、
嘉人さんのお話は、また今度ね。」
「ええ!?
だって、ぼく、卒園式したもん。
だからね、その時ね、」
嘉人くんの話は終わらない。
「今日は、この後、入学式があります。
この中で卒園式に出た事がある子、
いるかな?」
「はーい!」
「はい!」
元気よく全員が手を挙げる。
ふふっ
素直でいいなぁ。
「入学式はね、」
「先生、ぼくね、卒園式でね、」
1番前の席の男の子が、私の説明に割り込んで話し始める。
瀬崎嘉人(せざき よしと)くん。
保育園からの書類に書いてあった。
《 クラス中を振り回す問題児 》
だから、出席番号順だけど、彼が1番前の席になるように机の並びを工夫した。
「嘉人さん、今、先生がお話したいから、
嘉人さんのお話は、また今度ね。」
「ええ!?
だって、ぼく、卒園式したもん。
だからね、その時ね、」
嘉人くんの話は終わらない。