家庭訪問は恋の始まり
瀬崎夕凪に…
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瀬崎夕凪に…

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そうして、仕事もプライベートも忙しく過ごしているうちに、あっという間に6月。

私はAccueil(アクィーユ)の2階の廊下で、父と並んで扉が開くのを待つ。

純白のドレスを身に纏い、緊張に押しつぶされそうになりながら、父の腕を取る。

「ゆうちゃん、きれい〜」

「うん、夕凪先生、すっごくきれい!」

後ろからかわいい声が聞こえて、一気に緊張が解ける。

「ふふっ、ありがとう。
でも、みぃちゃんの方がかわいいし、
嘉人くんはとってもカッコいいよ。」

私は振り返って、ベールガール&ベールボーイの2人に言う。

今日は、美晴はピンクのドレス、嘉人くんは黒のタキシードを着て、お手伝いをしてくれている。

おめかしをした2人は、本当にかわいい。

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