家庭訪問は恋の始まり
夏休み 2度目の週末
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夏休み 2度目の週末
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翌週は、研修などの出張が続いた。
その間、夜になると、毎日、瀬崎さんから電話があった。
「こんばんは」から始まり、その日の出来事など、他愛もない話をする。
そして最後に決まって、
「夕凪、おやすみ。好きだよ。」
と言われる。
そう、土曜の夜、初めての電話で、
「嘉人がいない時は、名前で呼んでもいい?」
と聞かれて、つい「はい」と返事をしたのが間違いだった。
まさか、呼び捨てだとは、思わなかったんだもん。
瀬崎さんの声は、程よく低くて、電話越しで聞くと、それだけでドキドキするのに、名前を呼び捨てになんてされたら、どうしていいか分からなくなる。
夏休み 2度目の週末
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翌週は、研修などの出張が続いた。
その間、夜になると、毎日、瀬崎さんから電話があった。
「こんばんは」から始まり、その日の出来事など、他愛もない話をする。
そして最後に決まって、
「夕凪、おやすみ。好きだよ。」
と言われる。
そう、土曜の夜、初めての電話で、
「嘉人がいない時は、名前で呼んでもいい?」
と聞かれて、つい「はい」と返事をしたのが間違いだった。
まさか、呼び捨てだとは、思わなかったんだもん。
瀬崎さんの声は、程よく低くて、電話越しで聞くと、それだけでドキドキするのに、名前を呼び捨てになんてされたら、どうしていいか分からなくなる。