俺のこと、好きにさせてみせるから。

「広尾!?俺、そいつ知ってる!」


椅子に座ってた圭太が、急に立ち上がった。


「マジか!?」


「中学一緒だったやつ。」


「どんなやつなの?」


「まあ、あいつもイケメンだな。俺の次にモテてた。」


「フッ。圭太が一番だったのかよ?」

「まあな。俺が一番だった。」


どや顔で俺を見てくる圭太。

どんだけナルシストだよ……


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