俺のこと、好きにさせてみせるから。
《Side 紗奈》
「えー!葉山くんに、告られたの!?」
わたしは、帰ってすぐに、親友の千晴(チハル)に電話した。
誰かに話さないと、気が済まなかったから。
「うん。」
「ヤバいって、紗奈!スゴいよ~」
「いやいや。わたし、断ったからね?」
「………は?断ったの!?」
あり得ないって感じで、驚く千晴。
「うん。だって、絶対、ゲームでしょ?葉山くんが、わたしのこと好きになるわけないもん!」