俺のこと、好きにさせてみせるから。

え?

この声は、もしや……


そおっと、声のほうに振り向く。

「よっ!」

やっぱり……

葉山くんだった。


「どうも。」

一応、挨拶をする。


「紗奈ちゃん、一人?」

「うん。そうだけど?」

「昼飯、一緒に食おうぜ。」


「え、と」

広尾くんのことは、バレてなさそう。

バレてないんだったら、いいかな。

「いいよ~」


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