3か月
学校もほとんどなかったから

勝也の店が終わるのまって
そのままマンションいって
昼まで寝る。

ときどき電車のって
ご飯食べに行く。

「マンションで待ってろ。」
って合鍵くれた。

でもそれは金色の
使い古されたスペアキー。
ハートの形の合鍵。

「オメガ」の時計は
小さなテーブルに
転がってる。

ねえ。私が彼女だよね。

酔いつぶれて
店の従業員から電話。

細い体を折るようにして
私におおいかぶさる。

「勝也・・・。」

青白い顔にキスした。

ベットの脇で

眠れずに・・・
ずっとずっとキスした。
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