誰からも愛されない・・その後
そっと忍の腕の中から抜け出し
朝食の準備をする。
出来上がるころに
フラりと現れて
忍は、私を抱き締めてから
尊を起こしに行く。
これは、日課?
私から離れて尊の部屋に向かう
忍の後ろ姿をみながら
クスクスっ、笑みがもれる。
一度、離れた時のトラウマ?
みたいなものか
私の存在を確認している?
私も忍が、私を抱き締めている間は
忍に自分の体を預ける。
少しすると・・・・
「ママっ〰️、おはよう」
と、私の腰に抱きついてくる息子に
「尊、おはよう」
と、尊の目線に座り
元気に挨拶する我が子に
挨拶をする。
可愛い我が子に顔がほころぶ。
すると忍が
「彩心は、僕の。」
と、私を立たせてから
当たり前の事を耳元で
ささやいて食卓に座る。
だから・・
料理を並べながら
彩心は、忍の頬にキスをして
さっきの言葉に答える。