誰からも愛されない・・その後

その夜 忍は中々解放してくれなくて
外が明るくなってから
眠りについた。

意識が遠のく彩心を何度も
呼び戻し身体を繋ぐ‥‥忍。
「‥‥あこっ‥‥アア‥ン‥あっ‥こ」
「‥‥もぅ‥‥むりっ‥‥しの‥ぶっ‥‥」
「‥‥だめっ‥‥まだっ‥‥まだっ‥
    あい‥っ‥して‥‥るっ‥‥‥」
果てては、繋げての繰り返し
忍の体力に驚きながら
頭が白くなったり‥‥‥
呼び戻されたり‥‥‥
外が明るくなり始めた頃
「ごめんね‥‥彩心っ‥‥」
と、忍の声が聞こえたような‥‥

目覚ましの音に目を開けると
身体中が気だるくて
下半身に違和感が‥‥
うっ、忍自身が‥‥入ったまま‥‥だ‥
と、思っていると
いきなり忍の律動をはじめて
「‥しの‥ぶっ‥アッ‥ッウ‥フゥン‥」
「‥‥‥アア‥‥ン‥‥」


「ごめんよ‥‥彩心っ‥‥」
「クスッ、忍さんの体力に驚きました。
でも、少し気だるいかな」
と、言うと
忍は、身体を綺麗にしてくれて
彩心と一緒に起きて朝食の準備を
手伝ってくれた。

彩心は、忍は会社があるから
「座ってゆっくりして」
と、言うが
「彩心に無理させたから手伝うよ。」
と、言った。
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