霧の向こうのまあ君
まあ君はオーロラの海をみて言います.

「この海の向こうには一体何があるの?」

「考えないほうが良い.」

「また知らないだけでしょ?」

「違う.これは知っている.」

「じゃあ教えてよ.」

神獣は険しい顔をして言います.

「神の領域…,危険な場所だ.」

それを聞くと,まあ君はタンポポの方へ走って行きます.

それを見て神獣は微笑みました.

「言えば分かる…,いい子だ.」
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