霧の向こうのまあ君
神獣は尻尾を立てて叫びました.

「貴様!!ゆるさんぞ!!神々の業火で焼き殺してやる!!」

「無駄だ.この真っ暗な神の領域では白いおまえは一瞬で消えてしまう.間に合わないさ.それに比べて黒い俺はしばらく平気なのさ.」

「なんだと!!我が身滅びようとも貴様だけは絶対に…….」


 …


 フッ



神獣は消えました.

跡形も無く.
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