霧の向こうのまあ君
魔獣は高笑いしながら喋ります.

「人間を食らう俺にとって人間をかばう神獣は心底邪魔だったんだよ.」

「これで楽々人間を食えるぜ.」

「あのときこんにゃくゼリーで死んでおいた方がよかったんじゃねえか?」

「まっ,せいぜい良い生き物に生まれ変わるんだな.」

「あばよ!」

「ハハハハハハハハハ!!!」

こう言い残すと魔獣は遠くへ消えていきました.
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