霧の向こうのまあ君
「抜いたよぉ~.」

まあ君はキラキラと目を輝かせて神獣を見ます.

「よかろう.行く先は地上の民ごとき下等生物には勿体無い世界だ.光栄に思うが良い.」

「加藤?僕まあ君だよ.」

神獣は謎の自己紹介にうろたえながらも語りかけます.

「さあ,背中に乗るが良い.霧の世界へと駆け抜ける.」

神獣がそう言う前にまあ君は背中に乗っていました.

「いや….え….ま…まあよかろう.」


< 6 / 24 >

この作品をシェア

pagetop