俺様副社長とハロウィン
音哉のいうとおり、今日の朝まで実は大阪にいた。
出張で音哉と大阪に行っていたんだ。
本当は昨日の夜につくはずだったけど、まさかの台風で飛行機も新幹線もダメでもう一泊することになってさっき会社に着いたばかり。
「アイツ、大丈夫だった?」
「暁?大丈夫なんじゃない?ってか、仕事で行ってるわけだし何も言わないでしょ。仮にも今じゃ副社長だよ?」
あたしが短大を卒業して入社して一年目のとき、大学四年生だった暁も今じゃあ、副社長として働いている。
暁が大学卒業してもう3年目。
あたしも社会人4年目になったわけだ。
「茅ヶ崎、これお願い」
「はーい」
上司が通り際にデスクに置いていったプリントを見て、返事をする。
暁とは今では夫婦だけど、あたしは旧姓のまま働かせてもらってる。
そして、会社のほとんどの人はあたしが暁の妻であることを知らない。
知っているのは、役員たちと同期の音哉と朱理くらいだ。
出張で音哉と大阪に行っていたんだ。
本当は昨日の夜につくはずだったけど、まさかの台風で飛行機も新幹線もダメでもう一泊することになってさっき会社に着いたばかり。
「アイツ、大丈夫だった?」
「暁?大丈夫なんじゃない?ってか、仕事で行ってるわけだし何も言わないでしょ。仮にも今じゃ副社長だよ?」
あたしが短大を卒業して入社して一年目のとき、大学四年生だった暁も今じゃあ、副社長として働いている。
暁が大学卒業してもう3年目。
あたしも社会人4年目になったわけだ。
「茅ヶ崎、これお願い」
「はーい」
上司が通り際にデスクに置いていったプリントを見て、返事をする。
暁とは今では夫婦だけど、あたしは旧姓のまま働かせてもらってる。
そして、会社のほとんどの人はあたしが暁の妻であることを知らない。
知っているのは、役員たちと同期の音哉と朱理くらいだ。