絆
私は、今まであった事、結ちゃんに言われた事、だけど、章吾さんに会えなくてプレゼントを返せてない事などをお母さんに話した。
お母さんは、うんうんって聞いてくれて、最後に微笑んで、
「じゃあ、絆は、章吾さんの事がちゃんと
できたら、仁くんと結婚するのね?」
と聞かれた。
「え?」
結婚…は、でき…ない…よ。
だって、仁くん、日本にいないんだもん。
「絆? 結婚したくないの?」
私が頷くと、お母さんは不思議そうな顔をする。
「なんで? 好きなんでしょ?」
「うん…」
遠距離がダメだなんてお母さんには言えない。
それじゃ、お母さんとお父さんの子じゃなくて、結ちゃんと海翔くんの子が良かったって言ってるみたいだもん。
結局、私はその後、曖昧に笑って、
「なんとなく」
で、ごまかした。
お母さんも私の様子を察したのか、それ以上は突っ込んで来なかった。
お母さんは、うんうんって聞いてくれて、最後に微笑んで、
「じゃあ、絆は、章吾さんの事がちゃんと
できたら、仁くんと結婚するのね?」
と聞かれた。
「え?」
結婚…は、でき…ない…よ。
だって、仁くん、日本にいないんだもん。
「絆? 結婚したくないの?」
私が頷くと、お母さんは不思議そうな顔をする。
「なんで? 好きなんでしょ?」
「うん…」
遠距離がダメだなんてお母さんには言えない。
それじゃ、お母さんとお父さんの子じゃなくて、結ちゃんと海翔くんの子が良かったって言ってるみたいだもん。
結局、私はその後、曖昧に笑って、
「なんとなく」
で、ごまかした。
お母さんも私の様子を察したのか、それ以上は突っ込んで来なかった。