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翌1月3日。

仁くんがタクシーで迎えに来てくれた。

私たちは、熱田神宮へ向かう。

そこは名古屋で1番大きな神社という事もあり、大変な賑わいだった。

人がいっぱいで、半歩ずつ、ゆっくりしか前に進めない。

初めは私の手を握ってくれてた仁くんが、不意に手を離した。

え? なんで?

不安になった私が仁くんの顔を見上げると、

「今日はこっちの方がいい。」

と仁くんは微笑んで、私の腰を抱き寄せた。

ど、どうしよう。

ドキドキ、ドキドキ

脇腹に私の全神経が集まる。

もう、恥ずかしくて、仁くんを見られない。

私は、目の前にある見知らぬ誰かの頭を見ることしかできなかった。

くすっ

頭の上から、仁くんが笑うのが聞こえる。

もしかして、私、今も真っ赤なの?

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