絆
「はい。
優しくて穏やかで、時に少女のように
かわいらしくて、素直で…
見た目は美人なので、ちょっと取っつきにくい
感じもするんですけど、話してみるととても
あたたかな人柄を感じます。
伊藤課長に似てるんでしょうね。」
「え?
伊藤課長に?」
「はい。
以前、仕事でお会いした伊藤課長も穏やかで
おおらかで、絆さんとよく似た印象を
受けましたよ。」
「伊藤課長に似てると言われたのは、初めて
です。
今まで、ずっと宮本専務に似てると言われ
続けてきましたから。」
「まあ、確かに、見た目は宮本専務に似てると
思います。
でも、性格は伊藤課長だと思います。
素直で笑顔がかわいらしいところなんか特に。
あ、伊藤課長には内緒ですよ?」
そう言って、章吾さんは、人差し指を口元に当てた。
優しくて穏やかで、時に少女のように
かわいらしくて、素直で…
見た目は美人なので、ちょっと取っつきにくい
感じもするんですけど、話してみるととても
あたたかな人柄を感じます。
伊藤課長に似てるんでしょうね。」
「え?
伊藤課長に?」
「はい。
以前、仕事でお会いした伊藤課長も穏やかで
おおらかで、絆さんとよく似た印象を
受けましたよ。」
「伊藤課長に似てると言われたのは、初めて
です。
今まで、ずっと宮本専務に似てると言われ
続けてきましたから。」
「まあ、確かに、見た目は宮本専務に似てると
思います。
でも、性格は伊藤課長だと思います。
素直で笑顔がかわいらしいところなんか特に。
あ、伊藤課長には内緒ですよ?」
そう言って、章吾さんは、人差し指を口元に当てた。