絆
こんなに喜んでくれてるのに、私は今からこの人を断るんだ。
そう思うと、なんだか心苦しくなる。
「絆さん、どうかさんましたか?」
章吾さんが心配そうに私の顔を覗き込む。
「いえ、なんでも。
行きましょうか。」
私たちは連れ立って、また、あのジャズバーへ向かう。
今回は窓際の席。
ジャズバンドには背を向け、夜景を眺められる。
「きれい…」
海翔くんが結ちゃんに告白したのは、この席だったのかな。
「絆さんの方が綺麗ですよ。」
章吾さんが耳元で囁く。
「くくっ
すみません。
お酒を飲む前に絆さんを赤くさせてしまい
ました。」
そんな事、わざわざ言わなくても…
恥ずかしくなった私は章吾さんから顔を背けた。
「そういえば、絆さんは、どうしてここに
来たかったんですか?」
「え?」
そう思うと、なんだか心苦しくなる。
「絆さん、どうかさんましたか?」
章吾さんが心配そうに私の顔を覗き込む。
「いえ、なんでも。
行きましょうか。」
私たちは連れ立って、また、あのジャズバーへ向かう。
今回は窓際の席。
ジャズバンドには背を向け、夜景を眺められる。
「きれい…」
海翔くんが結ちゃんに告白したのは、この席だったのかな。
「絆さんの方が綺麗ですよ。」
章吾さんが耳元で囁く。
「くくっ
すみません。
お酒を飲む前に絆さんを赤くさせてしまい
ました。」
そんな事、わざわざ言わなくても…
恥ずかしくなった私は章吾さんから顔を背けた。
「そういえば、絆さんは、どうしてここに
来たかったんですか?」
「え?」