絆
「じゃあ、俺の幸せは?
絆がいなきゃ、俺は幸せになんかなれない。」
「なれるよ。
私なんかより素敵な人は、世界中にたくさん
いるよ。
仁くんは、かっこいいから、きっとこれから
素敵な人に出会って恋をして結婚できるよ。」
「絆、それ本気で言ってる?」
「もちろん、本気だよ。」
仁くんは、唇を噛み締めて、天井を見上げる。
こめかみに光る物が流れた。
仁くん… ごめん…
「………仁くん、先にお風呂行ってきて。」
「嫌だ。絆はその間にいなくなるだろ。」
私は首を振った。
「いなくならないよ。
仁くんにね、最後のお願いがあるの。」
「何?」
「お風呂の後で言うから。
仁くん、お風呂、行ってきて。」
「………分かった。」
仁くんは、涙を拭って、お風呂へ向かった。
絆がいなきゃ、俺は幸せになんかなれない。」
「なれるよ。
私なんかより素敵な人は、世界中にたくさん
いるよ。
仁くんは、かっこいいから、きっとこれから
素敵な人に出会って恋をして結婚できるよ。」
「絆、それ本気で言ってる?」
「もちろん、本気だよ。」
仁くんは、唇を噛み締めて、天井を見上げる。
こめかみに光る物が流れた。
仁くん… ごめん…
「………仁くん、先にお風呂行ってきて。」
「嫌だ。絆はその間にいなくなるだろ。」
私は首を振った。
「いなくならないよ。
仁くんにね、最後のお願いがあるの。」
「何?」
「お風呂の後で言うから。
仁くん、お風呂、行ってきて。」
「………分かった。」
仁くんは、涙を拭って、お風呂へ向かった。