「ぷっ
そんなの放っておけばいいんだよ。
天くんが妬いたって、結ちゃんに任せておけば
あっという間にご機嫌になるんだから。」

「くくっ
そうなのか?」

「そうだよ。
あの2人は、見てるこっちが恥ずかしくなる
くらいラブラブなんだから。」

「そうか。
じゃあ、睦海と優奈も連れて、遊びに行くよ。
結にも言っておいて。」

「了解!
っていうか、奈々ちゃんは、天くんみたいに
妬いたりしないの?」

「うーん、表立ってどうという事はないなぁ。
まあ、奈々は、俺が結を好きだった頃から
俺のそばにいてくれたから、俺がもう
揺らいだりしないって分かってるのかもな。」

「そっか。
なら、いいけど。」

海翔くんとは、たくさん飲んで、たくさん話したけど、結局、大事な事は、分からないままだった。

分かった事は、春山部長が恋のキューピッドだっていう事だけ。

部長、私にもお世話してくれないかな。
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