絆
ほんとに私で…
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
ほんとに私で…
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
2月24日(土)
私は、どうしてもはずせない仕事がある天くんの代わりに、星くんに付き添われて、コンサート会場へ向かう。
今回は東京。
会場前には案の定、記者らしき人たちが数人いた。
イケメン大男と並んで歩く私は、あっという間に見つかってしまった。
「睦海さんのお姉さんですよね?
一言聞かせてもらえませんか?」
「春山さんを振って付き合ってるというのは、
こちらの男性ですか?」
「新恋人を連れて元カレのコンサートとは、
あまりにひどくないですか?」
質問が矢継ぎ早に浴びせられる。
すると、私が口を開く前に、星くんが言った。
「うちの姉に何か用ですか?
姉と弟が飲みに行ったり、コンサートに
行ったりして、あなた方にとやかく言われる
筋合いはないと思いますが。」
ほんとに私で…
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
2月24日(土)
私は、どうしてもはずせない仕事がある天くんの代わりに、星くんに付き添われて、コンサート会場へ向かう。
今回は東京。
会場前には案の定、記者らしき人たちが数人いた。
イケメン大男と並んで歩く私は、あっという間に見つかってしまった。
「睦海さんのお姉さんですよね?
一言聞かせてもらえませんか?」
「春山さんを振って付き合ってるというのは、
こちらの男性ですか?」
「新恋人を連れて元カレのコンサートとは、
あまりにひどくないですか?」
質問が矢継ぎ早に浴びせられる。
すると、私が口を開く前に、星くんが言った。
「うちの姉に何か用ですか?
姉と弟が飲みに行ったり、コンサートに
行ったりして、あなた方にとやかく言われる
筋合いはないと思いますが。」