絆
私は仁くんをじっと見つめた。
「絆は、ピアニストとして俺とステージに
上がろう。」
「え!?」
「春山仁コンサートじゃなくて、
春山夫妻コンサートにする。」
「はぁ!?」
「そしたら、めっちゃ近距離だろ?」
いやいや、遠距離とか近距離とか、そういう意味じゃないし。
「仁くん、何、言ってるの?」
「で、絆に子供ができたら、ずっと日本にいる。
それで、時々に出張に行く。
九州とか、北海道とか。
で、年に数回、海外出張に行く。
1回1週間くらい。
それくらいなら、普通の会社員と一緒だろ?」
「ちょっと待って、仁くん!
後半は分かった。
仁くん、いっぱい考えてくれたんだよね?
嬉しいよ。
だけど、前半は、意味が分かんない。」
「絆は、ピアニストとして俺とステージに
上がろう。」
「え!?」
「春山仁コンサートじゃなくて、
春山夫妻コンサートにする。」
「はぁ!?」
「そしたら、めっちゃ近距離だろ?」
いやいや、遠距離とか近距離とか、そういう意味じゃないし。
「仁くん、何、言ってるの?」
「で、絆に子供ができたら、ずっと日本にいる。
それで、時々に出張に行く。
九州とか、北海道とか。
で、年に数回、海外出張に行く。
1回1週間くらい。
それくらいなら、普通の会社員と一緒だろ?」
「ちょっと待って、仁くん!
後半は分かった。
仁くん、いっぱい考えてくれたんだよね?
嬉しいよ。
だけど、前半は、意味が分かんない。」