星くんがくれたのは、小さな袋に入った避妊具。

そんな物を姉に渡す!?

あり得ないし!!




だけど、仁くんが優しく触れるから…

仁くんが優しく愛を囁くから…

私たちは、ありがたくそのプレゼントを使わせてもらった。


私は、仁くんの温もりを感じながら眠って、翌朝、仁くんの腕の中で目覚めた。

「絆、おはよう。」

仁くんが、私のおでこにキスを落とす。

なんて幸せなんだろう。

私は仁くんにぎゅっと抱きついた。

「絆?」

「何?」

「もしかして、朝から誘ってる?」

「は!?」

「だって、裸の胸、そんな風に押し付けられて、
欲情するなっていう方が無理でしょ?
絆、朝から、すっごくかわいいし。」

「ん、な、何、仁くん、」

私が思いっきりうろたえると、仁くんは
「くくくっ」
と楽しそうに笑った。

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