「お父さん、新婚さんにそれは可哀想よ。
でも、そうね、この近くのマンションとか
戸建てを探すのは、そんなに難しい事じゃ
ないわ。
それなら、お父さんも賛成なのよね?」

お母さんの意見に、お父さんが大きく頷く。

ふふっ
お父さんってば。

「ありがとうございます。
必ず、絆を幸せにします。」

仁くんは、頭を深々と下げた。



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