絆
桐生章吾という男
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桐生章吾という男
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俺が入社4年目の春の事だった。
18時過ぎ、下の階に用があり、エレベーターを待っていると、上りのエレベーターが到着した。
降りてきたのは、一瞬で目を奪われるほど綺麗な女性。
思わず見惚れていると、その女性はキョロキョロと困った顔でエレベーター前の案内表示を眺めている。
しかし、そこには、この階が全フロアうちの会社だと表示してあるだけで、部署など詳しくは書かれていない。
来客は、入ってすぐ受付を兼ねた総務の女性が案内する事になっている。
しかし、その女性はスーツは着ているが、まだ学生っぽさが抜けない若い女の子。
来客と呼ぶには不釣り合いなその女性を、俺は訝しげに眺めていた。
桐生章吾という男
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俺が入社4年目の春の事だった。
18時過ぎ、下の階に用があり、エレベーターを待っていると、上りのエレベーターが到着した。
降りてきたのは、一瞬で目を奪われるほど綺麗な女性。
思わず見惚れていると、その女性はキョロキョロと困った顔でエレベーター前の案内表示を眺めている。
しかし、そこには、この階が全フロアうちの会社だと表示してあるだけで、部署など詳しくは書かれていない。
来客は、入ってすぐ受付を兼ねた総務の女性が案内する事になっている。
しかし、その女性はスーツは着ているが、まだ学生っぽさが抜けない若い女の子。
来客と呼ぶには不釣り合いなその女性を、俺は訝しげに眺めていた。