絆
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俺は、絆に会いたくて、名古屋でのコンサートの2日前の夕方、絆が帰省中の名古屋に向かった。
駅のホームで絆を抱きしめてると、絆は、
「仁くん、好き…」
と言った。
確かに言った。
言ったはずなのに、俺が聞き返すと、何も言ってないと言う。
夢のような絆のその一言をもう一度聞きたくはあったが、それでも、絆が変わらず俺の腕の中にいてくれるなら、それでいい事にした。
そうして、絆の手を取り、指を絡めると、絆の指に俺が贈った指輪が収まっているのに気づいた。
くくっ
そうか。
もしかして、絆が自覚したのは、これのお陰か?
俺は嬉しくなった。
ホテルのロビーでファンに気づかれた俺は、レストランに行くのを諦めて、ルームサービスで済ませる事にした。
俺は、絆に会いたくて、名古屋でのコンサートの2日前の夕方、絆が帰省中の名古屋に向かった。
駅のホームで絆を抱きしめてると、絆は、
「仁くん、好き…」
と言った。
確かに言った。
言ったはずなのに、俺が聞き返すと、何も言ってないと言う。
夢のような絆のその一言をもう一度聞きたくはあったが、それでも、絆が変わらず俺の腕の中にいてくれるなら、それでいい事にした。
そうして、絆の手を取り、指を絡めると、絆の指に俺が贈った指輪が収まっているのに気づいた。
くくっ
そうか。
もしかして、絆が自覚したのは、これのお陰か?
俺は嬉しくなった。
ホテルのロビーでファンに気づかれた俺は、レストランに行くのを諦めて、ルームサービスで済ませる事にした。