絆
「うん。
じゃあ、絆、今夜、これも演奏するぞ。」
「は?
仁くんが弾いた方がいいじゃない。」
「いや、これは、絶対、絆の方がいい。」
なんだか、腑に落ちないけど、私に仁くんの言うことを否定できる訳もなく、言いくるめられてしまった。
「じゃあ、ここからは、俺のリハの時間。
絆は控え室で着替えて待ってて。」
「え?
私、着替えなんて持ってきてないよ?」
私は、スーツのまま、飛び入りの形で演奏するつもりでいた。
「俺が用意しておいた。
ほら、行っておいで。」
そう言われて、私は、仁くんに追い出されてしまった。
じゃあ、絆、今夜、これも演奏するぞ。」
「は?
仁くんが弾いた方がいいじゃない。」
「いや、これは、絶対、絆の方がいい。」
なんだか、腑に落ちないけど、私に仁くんの言うことを否定できる訳もなく、言いくるめられてしまった。
「じゃあ、ここからは、俺のリハの時間。
絆は控え室で着替えて待ってて。」
「え?
私、着替えなんて持ってきてないよ?」
私は、スーツのまま、飛び入りの形で演奏するつもりでいた。
「俺が用意しておいた。
ほら、行っておいで。」
そう言われて、私は、仁くんに追い出されてしまった。