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洗濯を終えて、私たちは天くんの運転する車で出勤する。

「ねぇ、天くん。」

私は後部座席から、天くんに声を掛ける。

「なんだ? 絆。」

「あのね、なんで鈴木さんの時は、あっさり
してたのに、仁くんだとそんなに目くじら
立てるの?
仁くんの方が子供の頃から知ってるし、
鈴木さんより信頼できるでしょ?、
なんで?」

「鈴木は、ほっといても別れるって
分かってたからな。」

「え? なんで?」

「だって、絆、鈴木の結婚相手としての条件は
気に入ってても、鈴木の事は別に好きじゃ
なかっただろ。」

まぁ、言われてみれば、そうかも。

「じゃあ、仁くんは、私が好きだから
ダメなの?」

私は天くんに問いかけるが、天くんは無言のまま運転してた。

「天くん?」

私がもう一度声を掛けると、結ちゃんが答えてくれた。
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