雪の王子様
あれから色々と聞いたんだけど、結局よく分からないまま1日が終わった。
「おばあちゃん…おはよ…」
翌朝、まだ重い瞼を擦りながら、私は起きた。
「あら、おはよう。」
「おはよう、風嘉。」
ん…?
おばあちゃんの他にも誰かいる…?
私は目を細めてじっと見た。
「!?ナツキ!?」
な、何でナツキが!?
「ちょっとお使いにね。それじゃ、おばあちゃん、また来るね!またね、風嘉!」
え、ちょっと…!