雪の王子様
「782円です。」
私はあまり気にも止めず、お使いに行った。
この小さなスーパーは都会とは違って安い。
「え…?」
私は財布からお金を出そうとすると、小さな鍵が入っていた。
どう考えたって私のじゃない。
っていうか日記に付いている鍵とかっぽい。
おばあちゃんのかな?
私はお金を払い、おばあちゃんの家に帰った。
「ただいまー!」
そう言っておばあちゃんに買ったものを渡した。
「風嘉(フウカ)有難うね。」
優しい笑顔のおばあちゃんを見て、私はあることを思い出した。