雪の王子様
宝探し
「さっむ~い!」
翌日、冷えて引き締まった朝の空気。
ここはいつ雪が降ってもおかしくない。
私はマフラーに手袋、そしてあの鍵を持って、元気よく出掛けた。
けど…
全くどこにあるかなんて分かるわけもない。
だから、知っているようで知らない、ここを探索することにした。
昨日行ったスーパーと反対方面へ少し歩くと小さな公園があった。
ここって…
「懐かしい…」
そう、昔よく遊んでたっけ。
遊具のないここは、近くにはここしか公園がない。