空色物語
未来図



何か言いたげな君の唇
最終列車のベルが鳴る

閉まった扉に隔たれた
君と僕の未来図みたい

今はこうするのが一番
二人で決めた別離だと

君を見送りながら何度
自分に言い聞かせたら

手放したくなんかない
出来るならこの両手で
君を何処かへ連れ去り
未来図を描きたいのに
世間が背徳だと戒める
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