空色物語
私書箱

久しぶりに
読み返した
私書箱

貴方がいたよ
人違いから
始まった出会い

世代が同じ
せやのに
古い歌が好きで
ウチと同じやねって

“銀狐”
聞きたいなぁ
貴方の声で

見とってな
ウチは貴方が好きだと
言ってくれた詩を
声が嗄れるまで
書き続ける

なぁ 時には
貴方への想い
綴っても ええやろ?

なんもかんも
放り出して
貴方の住むとこ
行きたかった

“部屋は空いちゅうよ”
深い意味なんて
ないんやろけど

ホントは
傍におりたかった
今でも 心は貴方の傍におるよ
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