残念な王子とお節介な姫
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18時。
「姫、帰るぞ。」
課長に言われた。
「え? ちょっと早ないですか?」
「若い女の子を遅い時間に部屋に入れる
訳にはいかないからな。」
「若い…て、課長、言い方がおっさんくさい
ですよ。」
「姫から見たら、十分おっさんだろ。」
王子やのに、おっさんて。
「何ゆうてんですか。
王子がおっさんになったら、それはもう、
キングやないですか。」
「ははっ
そうか。俺、そろそろ王子を卒業して、王様に
なるのか。
ま、いいや。
ほら、とりあえず、帰るぞ。」
課長がそう言うから、うちは慌てて帰り支度をした。
18時。
「姫、帰るぞ。」
課長に言われた。
「え? ちょっと早ないですか?」
「若い女の子を遅い時間に部屋に入れる
訳にはいかないからな。」
「若い…て、課長、言い方がおっさんくさい
ですよ。」
「姫から見たら、十分おっさんだろ。」
王子やのに、おっさんて。
「何ゆうてんですか。
王子がおっさんになったら、それはもう、
キングやないですか。」
「ははっ
そうか。俺、そろそろ王子を卒業して、王様に
なるのか。
ま、いいや。
ほら、とりあえず、帰るぞ。」
課長がそう言うから、うちは慌てて帰り支度をした。